10月5日 新潟県、JR東日本長岡訓練センターに行ってまいりました。

この電気機関車EF64 1000番台とEF81は寝台特急あけぼの号の牽引機関車でした。

両方ともJRになる前の日本国有鉄道時代に製造された国鉄形機関車です。

上野~青森間を東北本線・高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線を経由して運行されていた寝台特急です。

EF64 1000番台は上野~長岡担当、

長岡から青森は架線を流れる電気が羽越本線の村上~間島間で交流に代わるためEF81に機関車交代し、青森まで牽引でした。

しかし

2014年3月14日のあけぼのの定期運用を最後に、この機関車は大切に保管されてきました。

しかし、新幹線の開通により、2016年3月20日をもって、上野~札幌間を運行していたカシオペア号も最後の運行となりました。

その後、機関車が客車をけん引するタイプの運行形態がなくなり、

このEF64/81は来年以降順次廃車になるとのことです。

JRの方も「活用方法がないのですよ」寂しそうに言っていました。

参加者のお子さんからも「貨物は引っ張れないの?」の質問に対して

「貨物はJR貨物の機関車が担当だから、JR東日本の機関車は所属が違うので引っ張れないんだよ」

となるほど、民営化になって、会社間の違いがこんなところになるのだと、感慨深い思いでした。

EF64、81とも車両部品の多くは共通しており、

最大の違いは

EF64 直流専用機関車

EF81 交流・直流両用機関車(日本の電化されている区間ならほとんどの区間を走行できます)

最後に機関車が生きている状態(電気が流れていて、各種スイッチをいれれば走行可能な状態)

で写真撮影ができました、こんなことはなかなかありません。

模型とともに自分の記憶に残したいと思います。